胸を大きくするためには脂肪をつけなければいけません。しかし、脂肪だけをつければバストは大きくなるのかといえばそれは正解ではありません。
女性のバストは脂肪と乳腺という組織で作られているため、乳腺組織が発達しなければバストアップはできません。
とはいえ、どうやって乳腺組織を発達させればいいのかなんてわからないですよね？
そこで今回は、バストアップと乳腺の関係についてご紹介させて頂きます！
そもそも乳腺って何？
胸の組織は脂肪と乳腺によってできています。
胸の大きさというのはこの乳腺の量によって決まるのですが、乳腺は主に母乳の分泌や運搬などを行うために必要な組織であり、妊娠や出産、生理前後などに胸が張ったり大きくなるのはこの乳腺が授乳に備えて発達するためです。
また、女性のバストは約90％が脂肪でできており、残りの10％が乳腺組織であるとされており、この乳腺組織をクーパー靭帯や大胸筋などが支えています。この大胸筋はバストの上にある筋肉ですので、大胸筋が衰えてくると胸の張りがなくなったり胸が垂れてしまう原因となってしまいます。
あなたのバストの種類は？
バストの形はその人の体質によって違ってきます。先ほどお話しした通り、バストの構造は脂肪と乳腺組織でできていますが、その質によって乳腺質なバストか脂肪質なバストかに分類できます。
ここでは、それぞれのバストの種類と特徴を学んでいきましょう！
・乳腺質なバストの特徴
乳腺質なバストとは、乳房が大きく固いのが特徴です。乳腺質なバストの女性は主に欧米人に多いとされており、これは胸に乳腺葉と呼ばれる組織が多く詰まっているからです。
このタイプのバストは垂れにくく、いわゆる誰もが憧れる大きくて魅力的なバストですね。
・脂肪質なバストの特徴
脂肪質なバストは、乳腺組織よりも皮下脂肪が多めに詰まっているのが特徴です。脂肪質なバストの女性はアジア系の女性に多いとされており、バストは比較的柔らかく、脂肪量によってバストサイズが変わるため、ダイエットなどで痩せてしまうと胸の脂肪も一緒に落ちてしまい、バストアップの妨げになってしまいます。
そのため、乳腺の量を増やしたり乳腺組織を発達させなければバストアップできません。
バストアップには乳腺への刺激が大切！
バストアップするためには乳腺組織への刺激が重要ですが、では乳腺を刺激するとはどういうことなのでしょうか？
乳腺を刺激するには、女性ホルモンが必要不可欠です。
女性ホルモンは主にエストロゲンとプロゲステロンの2種類がありますが、乳腺を増やすにはエストロゲンが重要な役割を果たしています。では、エストロゲンを増やしたり乳腺を増やすにはどうしたらいいのでしょうか？
乳腺を増やすためのツボ押し！
バストアップに関わらず、ツボ押しは様々な効果をもたらしてくれますが、ただ闇雲にツボを押せばいいというわけではありません。
バストに関わるツボというのは、「神封（しんぷう）」と呼ばれる乳首から指2～3本下にある乳房の内側にあるツボを刺激することが大切。このツボの効果は、バストアップに欠かせないエストロゲンの分泌を促してくれるのでお風呂あがりなどにマッサージを行うといいでしょう。
また、美容効果や老化防止効果なども期待できるので毎日欠かさず行うことが大切です。
乳腺を増やすための食生活とは？
先ほど乳腺の発達や増殖にはエストロゲンが必要不可欠だとお話しましたが、エストロゲンを増やすには食生活も重要です。
ここでは、女性ホルモンアップにつながる食材や食品をご紹介します！
・エストロゲンに似た作用をもたらしてくれるイソフラボン
乳腺の発達に欠かせない女性ホルモン、エストロゲン。このエストロゲンと似た作用をもたらしてくれる食品が大豆などに含まれる、植物性ポリフェノールの一種であるイソフラボンです。
イソフラボンが豊富に含まれている食品は、大豆を始め、おからや豆腐、納豆などです。大豆製品は普段の食事に取り入れやすいので積極的に摂取するように心がけましょう。
特に豆乳などは、コーヒー味や抹茶味など飲みやすい製品が販売されているので、味を変えると毎日飲みやすいのでオススメです。
・タンパク質も大事
バストアップのためには良質なタンパク質も大切です。
よくバストアップには鶏肉が勧められますが、鶏肉だけでなく魚などにも良質なタンパク質は含まれています。
ただし、鶏肉や魚ばかりに偏ってしまうと栄養のバランスが悪くなり、ホルモンバランスの乱れや自律神経の乱れを招く可能性もあるので、あくまでバランスに注意しながら、鶏肉や魚などを上手に取り入れていくことが大切です。
・乳製品や果物、ナッツ類もバストアップの味方！
乳製品にも良質なタンパク質が多く含まれているのでしっかり摂取するようにしましょう！
主に良質なタンパク質が含まれている食品はチーズやヨーグルト、牛乳などです。ただし、これらの食品は脂肪分が多いため取りすぎると太る原因になるのでほどほどに。
また、果物やナッツ類もバストアップには最適の食品です。
果物やナッツ類にはボロンと呼ばれるエストロゲンを増やしてくれる成分が多く含まれています。
ちょっと待って！エストロゲンの取りすぎは病気の原因になる？
これまで、エストロゲンを増やすための食品やツボ押しなどをご紹介してきましたが、ここで一つ注意点があります。
それは、エストロゲンの過剰摂取です。バストアップのためにと必死になるのは分かりますが、エストロゲンの過剰摂取は思わぬ病気を招いてしまう危険性も。特に、乳がんや子宮がんなど、癌のリスク因子になる可能性が高いのでエストロゲンの過剰摂取には注意しましょう。
女性ホルモンで乳腺を刺激して魅力的なバストを手に入れよう！
いかがでしたでしょうか？
バストアップに欠かせない乳腺組織の発達や増殖。きちんとバストの構造を理解して対策を施さないと、脂肪だけが増えていってただの脂肪胸になりかねません。
是非、ご紹介した方法や食事を参考に乳腺組織を発達させて、魅力的なバストを手に入れましょう！
